導入経緯
塗装作業場には簡易の送風機を設置してサッシを開けて換気を行っておられましたが、塗装作業を行うと塗料及び溶剤臭が作業場に滞留する場合もあったので、有効な排気(換気)装置を新設したいという導入経緯でした。
● 作業の邪魔になるような大きなフードは設置したくない。
● 作業場に設備を設置する場合は、キャスター付きなど移動式にしたい。
という点にについても改善したいというご相談でした。
施工概略
作業を行うエリアは広範囲でありまたワークもサイズ・形状など多種多様なため、囲い式フード・外付け式フードではスペース的問題や膨大な排気風量が必要になるのでプッシュプル型換気装置を検討しました。
プッシュ側はユニット化しキャスター付きの移動式としました。
プル側は吸込み口のみ部屋内に設置し、その他ダクト・ダンパー・排風機すべてを屋外(一部屋根上)設置とすることで、可能な限り工事前と同様な作業エリアを確保しました。
成果
作業エリアはどこでも作業者の背後からのほぼ均一な気流を得られ、呼吸域が吹付塗料・溶剤に暴露される事はなくなりました。
装置を稼働していれば作業場に溶剤臭が滞留することはなくなりました。